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症状と鍼灸

からだやこころのことで悩んでいませんか?

私たちのからだは、季節や体調、年齢や性別によっても、いろいろな不調を感じることがあります。そのような体調不良や身体の悩み、どう対応しますか?

鍼灸治療の適応症としては、婦人科疾患や小児科系疾患、肩こり・五十肩・腰痛などは、古くから鍼灸が得意としてきた分野ですが、それ以外にも眼の不調にも鍼灸治療で症状の改善ができることをご存じですか?

「鍼灸って、腰痛や肩こりの治療だけ!」と思っている方も多いかと思われますが、それ以外にも様々な症状に鍼灸で治療をすることで痛みや苦痛を改善する手助けができます。

当誠心鍼療室でも様々な症状やお悩みで来院され、その症状により鍼灸治療を施術いたしておりますが、その中から、女性や子供の体に多い症状や眼精疲労に関する治療例を一部ご紹介しております。

鍼灸の適応症状

1.女性の体に関する症状

・逆子・胎児の成長不良・妊娠時の風邪などの体調不良・妊娠と産後の体調不良

・不妊症・乳腺炎・冷え性・月経不順(生理不順)・月経困難症(生理痛)・子宮筋腫・女性の片頭痛・更年期障害

女性のからだは、とてもデリケート。結婚、妊娠、出産、育児、更年期などに伴い心や体に大きな変化をもたらす時期があり、そんなとき体の不調を訴えられる方が多くいらっしゃいます。

2.小児特有の疾患

・夜泣き・かんむし・夜尿症(おねしょ)・消化不良・虚弱体質の改善・小児喘息

最近は、核家族化が一層進み、子育ての経験者であるお爺ちゃん、お婆ちゃんと離れて暮らしている場合が多くなっています。

そのため、子供が生まれて初めて親になったばかりなのに、お母さんには、大きなプレッシャーがかかっています。その様なとき、お子さんの体質や体調不良は、とても心配で不安を感じたりします。

子どものからだは、発育途中のため、わずかなストレスにも過敏に反応します。そんなとき、からだからの危険信号として症状に現れることがあります。

過度に恐れる必要はありませんが、できればこれを見逃さず、早めに対応してあげたいですね!

3.眼に関する症状

・眼精疲労・仮性近視・若年性老眼・かすみ目・疲れ目・結膜炎・ものもらい

最近ではスマートフォンの普及により、小さな画面を長く見続けることが多くなり、10代から70代以上の方まで幅広い年齢層の方々が、眼の不調や眼精疲労を感じているなど、眼のお悩みを抱える方も増加傾向にあるようです。

4.関節や運動器系の症状

・肩こり・五十肩(肩関節周囲炎)・変形性膝関節症(膝関節痛)・腱鞘炎

・ぎっくり腰・腰痛症・股関節炎・寝違え・頚椎症

5.麻痺・神経痛・末梢神経の症状

・坐骨神経痛・顔面神経麻痺・ヘルペス・帯状疱疹・肋間神経痛・三叉神経痛

ここにご紹介する以外にもWHO(世界保健機構)が認めた鍼灸の適応症には、循環器系疾患や消化器系疾患、耳鼻咽喉科系疾患などもあります。また、風邪、ウオノメ、頭重感など、鍼灸とは一見結びつかないように思える症状の場合にも、自然治癒力を高めることにより健康な心身を取り戻すことで効果を得ることができます。

定期的に鍼灸治療を受けられている方々の多くから、先生のところに来るようになってから風邪を引かなくなったとか、姿勢がよくなって若く見られるようになったとかと言うような話をよくお聞きします。

これは健康の維持と増進に鍼灸は有効であることの証だと思います。また、長期間入院された方や長期間の通院治療をしなければならない方、抗がん剤治療で免疫力が低下している方なども、健康管理の意味で鍼灸をお勧めします。