あなたの体を治しているのは誰?
暑中お見舞い申し上げます。
今年は例年に比べ梅雨も早く明け猛暑の夏が長く続きそうです。
電力不足が心配される中、アスファルトやコンクリートに囲まれ高気密な住宅にお住まいの方はお困りのことと思います。
原発事故のことを考えますと人は自分の手で後始末のできないもの、自然に返すことが出来ないものに手を出すべきではなかったのだと思います。
そう考えますと遺伝子操作により人は、いろいろなものを作り出していますが自然を冒涜するようなことをして本当に大丈夫なのかとても心配です。
生命は現代の医学や科学で解明尽くされるほど単純なものではありません。
もっと自然や生命に対して敬い、怖れる気持ちを持つべきだと思います。
鍼灸に携わっている者の多くは自然や人の精神や肉体に対して常に怖れに似た気持ちをいだいております。
それは、人の体を治しているのが誰かを知っているからです。
私たちは、治るためのきっかけを与えるために鍼や灸を使い、自然治癒力を高めているだけなのです。
病気を治しているのはその人自身、自然治癒力なのです。
薬の多くは不快な症状を抑えるはたらきがあり、薬で痛みなどを弱くして自然治癒力がはたらき、病の本を治すのを待っているのです。
経絡治療は自然治癒力を高めますので薬が苦手な方は是非経絡治療を始められることをお勧めしたいと思います。
健康へのメッセージ 2011年7月15日