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健康に老いるには

酷暑だった夏もようやく落ち着き今年も敬老の日がやって来ます。

私の周囲を見回してみても九十、百歳を迎えられた方のお話をお聞きすることも珍しいことではなくなりました。

しかし、八十、九十歳になっても病院の薬も飲まず矍鑠として日々を過ごしていらっしゃる方もおられる反面、四十、五十代で早死にされたり長い闘病生活を送られていらっしゃる方も多くおられることもまた現実です。 ではどうしたら健康に歳をとることが出来るのでしょうか。

私も人生の折り返し点を過ぎたばかりで、偉そうなことはいえませんが日々の臨床の中で感じていることを少しお話したいと思います。

1.年をとることを悲しまない。
今の自分と二十、三十代だったときの自分と比べてやりたいことの半分しか出来なくなっても半分しか出来ないと嘆くよりも、まだ半分も出来るではないかと考えましょう。
2.自然治癒力を使いましょう。
体がだるく疲れがとれないときは、薬などに頼らず天の声と思って休息をとって自然治癒力を高めましょう。 無理を続けていますと免疫力も落ちて重大な病気に繋がってしまいます。 鍼灸は、自然治癒力を高め免疫力もアップしますので半健康状態の人に有効です。
3.とりこし苦労をしない。
将来に現実になるかどうかもわからないのに悪い方にばかり考えて自分で自分を落ち込ませないことが大切です。 1.とも関係しますがマイナス思考は止めましょう。
あとは昔から言われていますが・・・
4.早寝、早起きなどの規則正しい生活、5.暴飲暴食は避け、腹八分目の日本食、6.適度な運動。 などいろいろ挙げられると思いますが、なかなか実行できないのが神ならぬ身の悲しさです。

しかし、長い闘病生活の果ての死では自分も辛いし、家族にも大変な苦労をかけることになります。

九十、百歳になっても亡くなる前日まで元気に仕事をして、朝起きてこないので家族が見に行ったら冷たくなっていたというような最後を迎えられるように出来そうなものから始めてはいかがでしょうか。 是非、『未病を治す』鍼灸治療をあなたが健やかに老いるために役立ててください。

健康へのメッセージ 2023年9月15日